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FEDの実際

FED(PED・PELD)の実際

 

術前検査から術後検査まで
<経皮的内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術(FED/PED)症例提示>

1.術前検査1  腰椎単純X線検査 腰椎椎間板高、椎間孔の状態、腰椎すべり症などの不安定性の有無をチェックします。椎間高が狭い、不安定性が強い症例はEFD適応から現在除外しています。

2.術前検査2 腰椎MR検査 腰椎椎間板ヘルニアの状態を確認します。ヘルニア高位がL4/5以上であること。ヘルニアの下垂が内視鏡摘出範囲内にあること、ヘルニアの遊離がないことを確認します。

3.術前検査3(術前計画)腰椎CT検査
上記1、2条件をクリアし、局所麻酔での手術条件に合致した場合、患者さんに手術の同意をいただければ、手術のための追加検査を行います。内視鏡挿入経路の計画のために行う必要な検査です。本検査では、実際の内視鏡挿入角度、挿入深度、挿入位置(皮膚貫通部位)を決定し、実際に内視鏡が設置可能かどうか確認します。(図1)



4.手術  ガイド針挿入  椎間孔近傍 硬膜外造影
 
5.  術中画像  画面上部が神経組織、下部が椎間板組織



5.椎間板摘出術後 腰椎MR画像




※ 経椎間孔アプローチはL4/5以上の高位の椎間板ヘルニアに適応されます。