背骨、腰、首の医療相談・セカンドオピニオン始めました。

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛などのコシの病気あるいは頚髄症、四肢のしびれなどのクビの病気、症状や治療などで悩んでいる方が非常に多いことを知るにつれ、私で役立つ事があるのなら相談に乗りたいと思うようになりました。

情報が氾濫する中で、何を信じれば良いのか解らない方も多いと思います。ネット上での多くの情報はほとんどが宣伝、ビジネスにつながる誤った情報、ニセ医療情報です。それらの情報に動かされ、無駄な時間とお金を使わないで済むよう、力になりたいと思っています。

現在通院している担当医師の意見も聞きたいが言いづらい人もいると思います。相談者の判断を助ける役に徹したいと思います。

主治医の先生からの紹介状・画像情報※が無くてもご受診いただけます。

※画像情報が無ければ、MRI/CT等の画像検査センターを紹介予約いたします。

今後の治療方針など、あらゆる角度からお話しをさせていただきます。
私どもから、主治医の先生にご連絡する事はございませんのでご安心下さい。

詳しくはhttp://spine-clinic.jpをご覧ください。

椎間板内酵素注入療法かレーザー治療 (PLDD) か

新しい腰椎椎間板ヘルニアの治療として、椎間板内酵素注入療法が国の認可を受け本年8月から可能となっています。

椎間板内に薬剤「商品名:ヘルニコア」を注入すると有効成分のコンドリアーゼが椎間板内髄核の保水成分を分解し椎間板内圧を減少させます。結果として神経への圧迫が改善し、痛みや痺れなどの症状が軽減すると考えられています。椎間板内減圧により治療効果得るものとしては、以前から行われているレーザー治療(PLDD)があります。治療の選択肢が増えたわけですが、どちらの治療が優れているかは現時点でははっきりとしていません。

ヘルニコア治療の利点は下記のようになります。

  • 局所麻酔での治療が可能
  • 傷跡が残らない注射による治療
  • レーザー治療(PLDD)のような熱による凝固蒸散で椎間板組織を急激に破壊しない
  • 健康保険を使用しての治療でありレーザー治療より治療費がかからない*
  • 治療の適応はレーザー治療とほぼ同様。効果に関しては現時点では不明であるがほぼ同様と思われる。

  *参考治療費用 レーザー治療(PLDD) 自費診療でおおよそ40~50万円

これから症例の蓄積が行われはっきりとするでしょう。

 

 

 

腰椎椎間板ヘルニアの新しい治療法 ヘルニコアについて

腰椎椎間板ヘルニアの新しい治療法が行われるようになりました。椎間板内に薬剤「商品名:ヘルニコア」を注入すると椎間板内の保水成分が分解されて椎間板内圧が減少する機序によりヘルニアによる症状が改善するというものです。本治療を行うには下記の要件を医療施設が満たしていなければなりません。もちろん京都第一赤十字病院は本条件を満たしております。

[医師要件] 以下①~②を満たす医師とする。①日本脊椎脊髄病学会指導医、その指導下にある医師、もしくは本剤の治験に参加した医師、 ②椎間板穿刺経験がある、もしくは腰椎椎間板ヘルニア手術 50 例以上の経験がある医師
[施設要件] 以下①~④を全て満たす施設とする。
①X線透視設備(C-アームなど)があり清潔操作のもと本剤を投与可能な施設
②ショック・アナフィラキシーに対応可能な施設
③緊急時に脊椎手術ができる、または脊椎手術ができる施設と連携している施設
④入院設備がある施設

腰痛のトリアージ 何もしなくても治る腰痛とそうでない腰痛

みなさんは、急激な腰の痛みに襲われたならどうしますか?

腰痛で、立つこともできなくなると、自分の体に何かただごとでない問題が起こったのではないかと不安な気持ちでいっぱいになりますね。病院に駆けつけて、詳しい検査を受けて原因を突き止めたいという衝動に駆られますね。でも多くの腰痛は原因が明らかでないことが多く、その割合は85%にものぼるといわれています。そしてその多くが、なんの治療もしなくても自然に症状が治まっていくのです。

腰痛があるからといって、全ての患者さんに詳しい検査をすることは、非常に無駄で効率の悪い状況となります。さらにその検査や治療に多くの医療費がかかるのです。現在、日本国は多くの借金を抱えており、政府は国の借金を減らすために、医療費を抑制しようとしています。そんな中で、全ての腰痛患者さんに同じように検査を行っていたのでは国の財政は破綻してしまします。

そこで考え出されたのが腰痛のトリアージです。腰痛の中にはがんや骨折などそのまま放っておくと重篤な障害や生命に危険を及ぼす事態につながる可能性のある疾患が潜んでいます。しかし、前述したように腰痛の85%は原因のはっきりしない非特異的腰痛ですので、全ての患者に詳しい検査を行う必要はありません。そこで腰痛の診断、治療の優先順位を決めておく事が重要です。腰痛の診断治療の優先順位を仕分けして行く事を腰痛のトリアージといいます。腰痛患者が初診した場合に必要な事は、注意深い問診と身体検査により、腰痛を以下の3つのカテゴリーにトリアージすることです。
①危険信号を有する腰痛
②神経症状を伴う腰痛
③非特異的腰痛

腰痛トリアージの中でも最も重要なのが、重病のサインを見逃さない事です。腰痛ガイドラインでは重篤な疾患を見逃さないための、腰痛症状の危険信号(レッドフラッグ)を定めています。
腰痛の危険信号(レッドフラッグ)
「レッドフラッグ」というのは、転移性脊椎腫瘍、脊髄・馬尾腫瘍、化膿性脊椎炎、椎体骨折、解離性大動脈瘤、強直性脊椎炎、閉塞性動脈硬化症、馬尾症候群などの存在を疑わせる危険信号のことです。
全腰痛患者に占める割合は1~5%でしかありませんが、絶対に見逃すわけにはいきません。具体的にはこういうサインがあります。
発症年齢が20歳未満または55歳以上
時間や活動性に関係のない腰痛
胸部痛
癌、ステロイド治療、 HIV感染の既往
栄養不良
体重減少
広範囲におよぶ神経症状
構築性脊柱変形
発熱

危険信号については腰痛診療ガイドライン2012 日整会、日本腰痛学会より転載しました。

上記の条件に当てはまらない、腰痛の時はじっくり慌てず様子をみることがいいでしょう。巷では整体、鍼、灸などの手技による医療類似行為で腰痛が治ったと喜ぶ人がいますが、何もしなくてもこれらの腰痛は治ります。一度試してみてはいかがでしょうか?

医療類似行為による危害に遭われたら。

医療類似行為による危害について

私は脊椎疾患の専門医ですので、頚部痛、肩こり、腰痛の患者さんを多く診る機会があります。そのような患者さんの中には、マッサージ、指圧、整体、カイロプラクティックなどの医業類似行為を受けたが、症状がさらに悪化したということで初めて当方の診察を受けに来られる方がいます。ひどいものでは、これらの類似行為の施術後に上肢の麻痺症状が出現したケースも経験しています。本来このような事例は、刑法上の業務上過失障害に当たると思われるのですが、多くの患者さんは泣き寝入り状態のようです。被害を受けた人は速やかに医療期間を受診し、国民生活センターや消費者相談センターや警察に被害を報告すべきであろうと思います。 私はこれまで、このような報告窓口があることを知りませんでしたが、先日 NHKのクローズアップ現代でこの医療類似行為の危害についての特集があり国民生活センターの存在を知りました。再発防止に向けて、今後は、診療に訪れた患者さんの中で、医療類似行為の危害にあわれたと診断できるものは積極的に報告していきたいと思っています。

以下は国民生活センターからの情報の転載です。

国民生活センター(PIO-NET=全国消費生活情報ネットワークシステム)には、整体やマッサージ等、器具を使用しない手技による医業類似行為を受けて危害が発生したという相談が2007年度以降の約5年間で825件寄せられており、件数は増加傾向にあるようです。

相談の概要(国民生活センター調べ)をみますと

  • 「整体」や「カイロプラクティック」など、法的な資格制度がない施術を受けて危害が発生したと明確に判別できる相談が少なくとも4割以上を占め、法的な資格制度に基づく施術の相談に比べて多いと考えられた。
  • 危害程度の回答があった640件のうち498件(77.8%)は危害発生後に医療機関を受診していた。
  • 危害部位は、腰部・臀部(でんぶ)や首、胸部・背部が多かった。
  • 危害内容は、神経・脊髄の損傷、骨折、擦過傷・挫傷・打撲傷の順で多かった。
などとされています。
相談事例では、マッサージによって肋軟骨を骨折した例や、遺伝性の脊柱管狭窄があることを事前に伝えて、マッサージを受けたが全治3ヶ月の障害をおこしたなどが報告されています。
〜消費者庁の重大事故等に係る公表( http://www.caa.go.jp/safety/new_2015.html )より。〜
整体やカイロプラクティック等で健康被害にあわれた場合は速やかに医療機関を受診し、地元の消費生活センターにご報告ください。
医師の先生方へ。 これらの健康被害を診察された場合は速やかに国民生活センターの「医師からの事故情報受付窓口」にご報告ください。 http://www.kokusen.go.jp/jiko_uketuke/index.html
医療類似行為による危害を防ぐために、みんなで取り組んでいきましょう。

XLIF(低侵襲腰椎前方固定術)について

XLIF 低侵襲腰椎前方固定術
当院でも本手術が施行可能です。
以下に手術の特徴、適応疾患などについて記載します。

手術の特徴
1. 手術の低侵襲化
身体の側方から小さな切開で手術を行うので、背中側の筋や神経に触れず、手術の傷による術後の痛みが軽減できます。
2. 神経モニタリングによる安全な手術
腰椎側方にある神経を損傷しないように電気刺激を利用した専用のモニターを使用し、神経障害の発生を減らす工夫をしています。
3. 神経除圧の追加が不要
傷んですり減った椎間板の高さを復元することにより、中等度の狭窄症であれば背中から直接的に行う神経除圧術を行う必要が有りません。この事により術中の脊柱管内神経障害や、術後の硬膜外血腫(神経の周りの出血)の発生を抑える事が出来ます。
4. 強力な脊柱変形矯正効果
椎間板高の復元により年齢とともに曲がってバランスを失った脊柱配列(側弯や後弯)を正常バランスに回復することができます。

手術適応疾患
腰椎不安定症、腰椎椎間板症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症、腰椎変性側弯症、腰椎後弯症

当施設での手術の実際
You Tubeにて動画を公開しています。
動画URL:http://youtu.be/66oueZgin-k

米国NuVasive社提供動画
動画URL:http://youtu.be/BXb4fde97YU

施行可能な施設
京都第一赤十字病院 整形外科

京都脊椎脊髄なんでもクリニック
http://spine-clinic.jp/
http://www.osawa-clinic.com/spine/index.html
http://www.kyoto1-jrc.org/shinryo/seikei/index.html

腰椎椎間板ヘルニアの新しい治療法 PED (PELD) について

腰椎椎間板ヘルニアの新しい治療であるPED(経皮的内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術)は、京都では、京都第一赤十字病院が最初に導入しております。
特徴について、関連ホームページからの抜粋を、ブログに掲示しておきます。<経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(PELD)とは>
従来行われてきた一般的な腰椎間板ヘルニア摘出術は、腰部を2~6cm程度切開するため、リハビリなどを含めても7~14日の入院を要しました。しかし当院で行っている経皮的椎間板摘出術(PELD)は約8㎜と非常に小さな切開で手術が行えるため、短期間の入院で治療ができる手術法です。治療には、高周波メスや、専用の内視鏡を使用し、安心、安全な治療が可能です。
また、※レーザー椎間板治療(PLDD法:経皮的レーザー椎間板減圧術)に比べて、効果が確実であり、健康保険での治療が可能です。※レーザー椎間板治療(PLDD法:経皮的レーザー椎間板減圧術)は、国内においては、健康保険が適応されない治療法です。また、PLDD治療法はすべての椎間板ヘルニアの患者さまに効果がある治療ではありません。民間治療施設の中には、局所麻酔で、合併症のある方にも安心して、施術が可能であるとしている施設もあるようですが注意が必要です。透析患者様、椎間板の老化(加齢現象)の認められる患者様、高齢の患者様、また脊柱管狭窄症を併発している患者様においては、特に慎重な手術対応が必要です。

 

主な特徴
1.局所麻酔で行うため麻酔によるリスクがかなり低い
2.局所麻酔であっても、麻酔科医が、鎮静、鎮痛、安全のための専門的な管理を行います。
3.切開部が小さい。(約8mm)、抜糸不要
4.レーザー治療と違い、椎間板ヘルニア組織、および神経組織を直接見ているため、確実な治療が可能です。(安全・確実)
5.術後5時間後より歩行開始、翌日退院が可能です。(ただし無理は禁物)

<経皮的内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術(PELD)の方法について>
・従来、椎間板ヘルニアの手術には全身麻酔下に2~6cmほどの皮膚と筋肉の切開が必要で、入院も8~14日間程度必要でした。細い内視鏡(RICHARD WOLF社製)、や専用の高周波メスを用いることで、ヘルニアの形によっては局所麻酔で、約8mmほどの皮膚切開で手術を行うことが可能になりました。
・局所麻酔後、ヘルニアの存在する場所の皮膚を切開し、直径7mmの筒を挿入し、内視鏡で椎間板を観察しながら椎間板ヘルニアを摘出します。
・局所麻酔であっても、麻酔科担当医が、手術中に気分が落ち着くように、また、局所麻酔で効果が不十分な場合にも、痛みを和らげるように、管理します。

<本法の利点と期待される効果について>
・手術によるキズ、筋肉の損傷が少なく、術後の回復が早く得られます。
・従来の方法に比べて術後の痛みは軽く、術直後より歩行可能です。入院は術後1泊が可能です。
・普通に切開する術式に比べると改善率はやや劣ります。これによって下肢の痛み、しびれ、筋力低下は徐々に改善します。(しびれなどの軽い症状は残る可能性があります)

<腰椎椎間板ヘルニアのその他の治療法について>
・手術方法には、PELD法以外に、通常進入法(ラブ法)および顕微鏡を使用したヘルニア摘出術(マイクロラブ法)、内視鏡視下ヘルニア摘出術(MED法)、腰椎前方固定術、経皮髄核摘出術(PN法)などがあります。当院ではいずれの手術の方法でも治療が可能です。当院では、経皮的レーザー椎間板髄核蒸散法(PLDD)は保険適応外治療(厚労省が保険診療を認めていない)であること、効果が不十分であることなどから、行っておりません。

<本法の危険性・合併症について>
・局所麻酔薬に対するアレルギー症状が出ることがあります。
・術中に硬膜外水腫のため、まれに頭痛が起きることがあります。この場合手術を中止します。
・手術自体による合併症:硬膜損傷、髄液漏、神経損傷、血腫、感染などの危険性はゼロではありません。

ヘルニアが神経と強く癒着していて除圧が不十分になつてしまった場合、出血が多い、硬膜や神経にダメージを与える可能性があるなど、術中所見によっては合併症の発生を回避するために経皮的内視鏡手術を中止し、後日に通常の開創術あるいは内視鏡ヘルニア摘出術に切り替える場合があります。
・椎関板ヘルニアの再発:術直後と術後2~3年にピークがあります。
※これらの危険性、合併症は、従来法でも同様に起きる可能性のあるものです。

<術後後療法・リハビリテーション>
・手術当日:手術1時間後より飲水が可能です。手術5時間後より歩行を許可しています。
・腰椎軟性コルセット:3ヵ月間装着を原則としています。
・手術翌日に退院が可能です。
・重労働、スポーツ復帰:術後12週から

上記手術は京都第一赤十字病院 整形外科 脊椎専門外来にて、ご相談ください。なお当院への受診にはかかりつけ医からの紹介状、受診予約をおとりいただき来院されますと非常にスムーズに受診対応が可能です。