牛脂注入肉の見分け方  「刺し」ではなく「差し」

最近、食品偽装問題が話題になっています。とあるホテルでは牛脂注入肉を国産霜降り肉として提供していたようです。
牛脂注入肉と本当の霜降り肉の見分け方について検索しますと、ほとんどのネタが日刊ゲンダイ記事がもとになっているようですのでそれを転載します。

「火を通す前に脂肪の入り方がおおむね線状(こちらが本物)か、全体に星のように散らばっているかを見る」

霜降りの不均一性に注目する見分け方のようですが、この見分け方は焼いてしまうと見分けがつかないようです。
なぜこのようなことになるか、自分なりに考えてみました
剣山のような注入針で肉に牛脂を注入するので、注入部位が均等で偏りが無く、肉片の隅々にまで脂肪が注入される。
未加工肉の霜降りように、不均一感がない(霜降りの少ない部位がある)。という理論でしょうか。
しかし、これは注入針を不均一に配列することでますます見分けがつかないように偽装できるような気がします。
一つの針先から一定量、一定圧での注入になるので、それぞれの霜降りの入り方にばらつきが少なくなると考えますと
細かな線の細い霜降りや、範囲の狭い孤島のような霜の入り方を見極める必要がありそうです。

他には「牛脂注入肉は、脂が舌や喉の奥にまとわりついてしまう。」
で見分けるそうですが、これは食べてからの話になってしまいます。

ちなみに霜降りのことを「さし」が入ったと表現しますが
これは「脂肪交雑」といい筋肉内に脂肪が沈着し脂肪が網目状になって肉の全面にひろがっている状態を意味しており、
差す=生じる、入り込む ということで差し。という感じ表現が適切だそうです。
間違っても牛脂注入針の「刺し」が入ったお肉と言うわけではありません。