腰椎椎間板ヘルニアの新しい治療法 ヘルコニアについて

腰椎椎間板ヘルニアの新しい治療法が行われるようになりました。椎間板内に薬剤「商品名:ヘルコニア」を注入すると椎間板内の保水成分が分解されて椎間板内圧が減少する機序によりヘルニアによる症状が改善するというものです。本治療を行うには下記の要件を医療施設が満たしていなければなりません。もちろん京都第一赤十字病院は本条件を満たしております。

[医師要件] 以下①~②を満たす医師とする。①日本脊椎脊髄病学会指導医、その指導下にある医師、もしくは本剤の治験に参加した医師、 ②椎間板穿刺経験がある、もしくは腰椎椎間板ヘルニア手術 50 例以上の経験がある医師
[施設要件] 以下①~④を全て満たす施設とする。
①X線透視設備(C-アームなど)があり清潔操作のもと本剤を投与可能な施設
②ショック・アナフィラキシーに対応可能な施設
③緊急時に脊椎手術ができる、または脊椎手術ができる施設と連携している施設
④入院設備がある施設

XLIF(低侵襲腰椎前方固定術)について

XLIF 低侵襲腰椎前方固定術
当院でも本手術が施行可能です。
以下に手術の特徴、適応疾患などについて記載します。

手術の特徴
1. 手術の低侵襲化
身体の側方から小さな切開で手術を行うので、背中側の筋や神経に触れず、手術の傷による術後の痛みが軽減できます。
2. 神経モニタリングによる安全な手術
腰椎側方にある神経を損傷しないように電気刺激を利用した専用のモニターを使用し、神経障害の発生を減らす工夫をしています。
3. 神経除圧の追加が不要
傷んですり減った椎間板の高さを復元することにより、中等度の狭窄症であれば背中から直接的に行う神経除圧術を行う必要が有りません。この事により術中の脊柱管内神経障害や、術後の硬膜外血腫(神経の周りの出血)の発生を抑える事が出来ます。
4. 強力な脊柱変形矯正効果
椎間板高の復元により年齢とともに曲がってバランスを失った脊柱配列(側弯や後弯)を正常バランスに回復することができます。

手術適応疾患
腰椎不安定症、腰椎椎間板症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症、腰椎変性側弯症、腰椎後弯症

当施設での手術の実際
You Tubeにて動画を公開しています。
動画URL:http://youtu.be/66oueZgin-k

米国NuVasive社提供動画
動画URL:http://youtu.be/BXb4fde97YU

施行可能な施設
京都第一赤十字病院 整形外科

京都脊椎脊髄なんでもクリニック
http://spine-clinic.jp/
http://www.osawa-clinic.com/spine/index.html
http://www.kyoto1-jrc.org/shinryo/seikei/index.html