京都脊椎脊髄なんでもクリニックは京都の脊椎外科医の作る情報発信サイトです。脊椎、脊髄疾患(腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症、側弯症、脊柱靭帯骨化症、脊椎圧迫骨折など)の最新の正しい治療情報を発信しています。また、京都第一赤十字病院 脊椎専門外来(脊椎センター)の受診案内、治療案内、および京都脊椎脊髄なんでもクリニック医療相談(セカンドオピニオン専門)の案内も行っています。

特発性側弯症

 
成長期の子供さんは側弯変形が進行しやすいのです。。
京都府の学校側弯検診はどうなの?
民間療法へ向かう前に、整形外科(脊椎、側弯外来)の受診を
当院では側弯症外来を行っています。

本当?の側弯(構築性側弯)、うそ?の側弯(姿勢異常、非構築性側弯)

背骨のねじれや、変形をともなわない脊柱の側方弯曲で、自己矯正や原因の除去で消失するものは非構築性側弯といいます。非構築性側弯には原因によって
①臥位で消失したり、胸を張ることにより消失する姿勢性側弯
②ヒステリー性側弯
③神経痛や腰痛にともなう側弯
④脚長差による代償性側弯
などに区別されます。
自己矯正や、疼痛改善、あるいは何もしなくても自然経過の中で側弯が消失改善します。これらの単なる姿勢異常は、民間医療類似行為において施術による側弯の改善矯正例として取り上げられていることがあります。

特発性側弯の治療

 
治療法は「保存療法」と呼ばれる治療法と、「手術療法」の二つに大別されます。 保存療法は手術をせずに治す方法であり、手術療法は言葉のとおり、手術をして治すという治療法です。

保存療法

保存療法は、比較的軽度の特発性側弯症の方に行います。 定期的に通院し、経過を観察するだけの場合もあれば、コルセットという装具をつけ変形を矯正維持しながら経過観察するものとがあります。
定期的にレントゲン写真を撮り、変形の度合いを計測チェックします。変形の進行の可能性の高さにより、3〜6ヶ月に一回の頻度(多くは学休期間を利用します)でチェックします。装具療法は、装具をつけることによってこれ以上変形が進行しないようにする目的で行います。変形の矯正としては装具をつけている間はなんらかの効果がありますが、はずすと元に戻ってしまうという限界があるため、矯正効果はあまり期待できないのが現状です。頻度的には少ないですが、成長とともに側弯変形が改善してくるものもあります。

手術療法

一方の手術療法は、文字通り手術で側弯変形を矯正するもので、近年の医療技術の進歩により、かなりの矯正効果が安全かつ確実に得られるようになっています。手術は変形の度合いが、腰椎の側弯では40-45度以上で、胸椎のカーブでは50度以上を目安として考慮します。
手術では、変形を矯正するために金属ボルトを用いて背骨を固定します。固定された背骨は可動性がなくなりますので、最小限の範囲で矯正固定するように手術方法を選択します。下記の手術写真では背骨の変形が手術により矯正されていることがよく分かります。このような写真を見ると、金属ボルトが非常にグロテスクに見え、手術を受けることに抵抗を感じるかもしれませんが、これらの変形矯正に用いるボルトは体の中に埋め込まれているため、外観上は全く認識出来るものではありません。体の変形が矯正され、見た目にバランスの良い体を手に入れることが出来ます。
 

当院での側弯症 手術治療例


脊柱側弯症学校検診の京都府における状況

学校保健法に基づいて行われる検診である。脊柱側彎症に対する 学校検診は1979年4月以後、側弯症検診の義務化に伴い、全国各地で小中学校児童生徒を対象にスクリーニングが行われるようになっています。しかし検診の方法については各地域でまちまちであり、全国的にみて内科検診時の視触診のみに委ねられることが多く、実質的な側弯症検診とは言えない状況です。実際に東京都で行われた、モアレ撮影法を用いて行われた側弯検診による側弯症罹患率と、京都府が公表している側弯症罹患率には明らかな差が生じています。
 

京都府の平成22年度側弯症罹患率データ

以下に、京都府の学校検診データの一部を掲示します。一般的に、側弯症は、女性に多く発生すると言われ、男性にくらべて約5倍の罹患率と言われています。側弯は、成長期に多くが悪化進行するため、小学生と中学生の間で罹患率に変化が見られるのが通常です。京都府の検診データでは、同疾患の罹患率が特徴的な疫学的特徴を示していません。女子中学生において、男子よりも低い側弯症罹患率となっており、京都府における学校側弯検診の正確性に疑問を持たざるを得ない状況です。
 

京都府学校検診 脊柱•胸郭疾患罹患率(%)

  小学校 中学校 高等学校
0.5 0.9 1.1
0.4 0.6 1.0
0.4 0.7 1.1

平成22年京都府学校保険統計データより抜粋  
 

側弯関連リンク

医療側情報

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以下は広告サイトです。よく吟味してご活用ください
特に、側弯矯正においては民間医療類似行為の広告が多く認められます。
姿勢異常、姿勢矯正などの言葉が、多く用いられていますが、側弯症(構築性カーブをともなう真の側弯)と区別して認識する必要があります。
特発性側弯症を医学的根拠を示すことなく治療できると宣伝し、特発性側弯症という原因不明の病気で苦しんでいる患者さんとそのご家族を「ビジネス」のために利用している一部の整体施設には特にご注意ください。