京都脊椎脊髄なんでもクリニックは京都の脊椎外科医の作る情報発信サイトです。脊椎、脊髄疾患(腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症、側弯症、脊柱靭帯骨化症、脊椎圧迫骨折など)の最新の正しい治療情報を発信しています。また、京都第一赤十字病院 脊椎専門外来(脊椎センター)の受診案内、治療案内、および京都脊椎脊髄なんでもクリニック医療相談(セカンドオピニオン専門)の案内も行っています。

腰部脊柱管狭窄症 画像診断だけで手術適応が決められる?

脊柱管狭窄症の画像診断 硬膜管面積からみた診断は可能か?

 腰部脊柱管狭窄症の診断は、患者さまの問診、身体所見、各種画像検査によって行われます。 画像所見上、狭窄所見が明らかであっても患者さまの自覚症状や、身体所見上に明らかな異常がなければ腰部脊柱管狭窄症と直ちに診断することは出来ません。下図に掲載したように脊柱管の狭窄の状態は、硬膜管面積の計測によって客観的数値として現されます。しかし、高血圧、糖尿病などの内科疾患では明らかな検査数値による診断基準があるのに対して、腰部脊柱管狭窄症では画像検査の数値(硬膜管面積)に明確な診断基準は設けられていません。診断基準が設けられないのは、画像検査において狭窄が認められても、自覚症状がなく、健康的な生活をおくっておられる人が多く見受けられるからです。そのような人たちに積極的に手術的な治療を行う意義は少ないと考えます。画像診断だけで手術治療を勧められたとしたら、その医療施設は問題があると言えるでしょう。
 過去の研究報告では、変性側弯(老化の影響尾を受けて腰が曲がった人)をともなった狭窄や、椎間板変性を伴って硬膜管面積が50mm平方を下回ると症状悪化の可能性が高いと言われています。

京都第一赤十字病院 Access