京都脊椎脊髄なんでもクリニックは京都の脊椎外科医の作る情報発信サイトです。脊椎、脊髄疾患(腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症、側弯症、脊柱靭帯骨化症、脊椎圧迫骨折など)の最新の正しい治療情報を発信しています。また、京都第一赤十字病院 脊椎専門外来(脊椎センター)の受診案内、治療案内、および京都脊椎脊髄なんでもクリニック医療相談(セカンドオピニオン専門)の案内も行っています。

対応可能な手術治療


低侵襲手術治療

経皮内視鏡手術(PED)、内視鏡手術、顕微鏡手術、低侵襲脊椎制動術(MISt:経皮的椎弓根スクリュウ固定術、低侵襲腰椎前側方固定術など)
 

代表的な手術治療

内視鏡視下ヘルニア摘出術、腰椎椎弓形成(MILD、棘突起縦割式)、低侵襲腰椎前側方固定術(XLIF)、腰椎固定術(後方法、前方法)、腰椎分離部形成術、頚椎椎弓形成術、頚椎椎間孔拡大術、頚椎前方固定術、頚椎後方固定術、胸椎後方除圧固定術、胸椎前方除圧固定術、脊椎矯正固定術(前方矯正、前後合併手術、後方骨切り術)、椎体形成術(BKP)、脊髄腫瘍摘出術(硬膜内髄外腫瘍)
 
 

 疾患別手術方法の紹介

頚椎椎間板ヘルニア及び頚椎症(神経根症、脊髄症)の手術方法

1~2箇所のヘルニア及び頚椎症に対しては頚椎前方除圧固定術を行います。首の前面を横約4~5cm切開し該当椎間板に達します。顕微鏡を使った小さな手術創の中で椎間板ごとヘルニアや骨棘を切除し、その椎間の隙間に人工骨を移植します。通常、全身麻酔で行い手術時間は1.5時間で出血は少量です。多くは術後8時間程で離床可能で、頚椎カラーは8週間程度装着していただきます。ほとんどの場合、術後数か月で傷跡は目立たなくなります。 入院期間の目安は10~14日位です。

 

多椎間の脊柱管狭窄のある頸椎症や後縦靭帯骨化症の手術方法

 頚椎で3椎間以上の脊柱管狭窄症や後縦靱帯骨化症(黄色靭帯骨化症も含む)では首の後面を縦約5cm切開し該当椎弓に達します。その後、エアー・ドリルを駆使し棘突起縦割式の椎弓形成術を行います。手術時間は2時間程度で出血は80ml程度です。多くは翌日より離床し、術後頚椎カラーなどの装着の必要性はありません。 入院期間の目安は10日間~2週間程度です。
頚椎症性脊髄症の入院スケジュール
頚椎症性脊髄症の手術動画
 

骨粗鬆症性胸腰椎圧迫骨折の手術方法

 
 圧迫骨折によりつぶれた背骨に、透視レントゲンを使用し背中側から特殊な針を刺入し、骨の中でバル-ン(風船)を膨らませて、つぶれた骨の形を元に戻した後、空い­た空間に骨セメントをゆっくりと注入し、圧迫骨折の痛みをとるという新治療法である。本法は、日本においては急性期(骨折受傷してすぐ)の加療適応が認められていません。
本手術の実施出来る医療施設の施設基準が定められています。
手術時間は30分~1時間程度です。数時間後より離床が可能です。 入院期間の目安は3~5日間程度です。 入院中骨粗鬆症の治療も指導いたします。

 

腰椎椎間板ヘルニアの手術方法

 MED法
 特殊な開創器を使い腰部に約16mmの皮切で該当椎間腔に達します。ここから内視鏡視下に操作し椎間板ヘルニアを摘出します。通常、全身麻酔で手術時間は1時間で出血は少量です。多くは術後8時間程で離床可能で、コルセットを12週間装着していただきます。 入院期間の目安は3~8日間位です。
内視鏡腰椎椎間板ヘルニア摘出術の手術動画については
 
PELD法
 局所麻酔下に、約4mmの切開にて、極細内視鏡を椎間板ヘルニアに設置し、
ヘルニアを摘出する手術です。入院期間の目安は2〜3日間です。
経皮的内視鏡視下腰椎椎間板ヘルニア摘出術(PED)の治療詳細についてはこちら
 

腰部脊柱菅狭窄症の手術方法

不安定性(ゆるみ)がない腰部脊柱管狭窄症の場合、神経除圧術のみを行います。2椎間までは特殊な開創器を使い、腰部に約2~3cmの皮切で該当椎間腔に達します。ここから顕微鏡視下に操作し該当椎間の椎弓切除術を行います。手術時間は1~1.5時間程度で出血は60ml程度です。多くは翌日より離床し、腰椎コルセットを8週間装着していただきます。 入院期間の目安は10日間~2週間です。
腰部脊柱管狭窄症の手術詳細動画については
 

腰椎分離及び変性すべり症の手術方法

腰の骨と骨の間が緩んでずれている場合には(すべり症の場合)脊椎除圧固定術を行います。最小侵襲手術になるように透視レントゲンを駆使し腰部の該当する解剖学的部位に最小の切開を数箇所加えます。その後神経の圧迫を除去し、チタン製インストゥルメントと人工骨及び自家骨で椎間を固定します。手術時間は2時間時間程度で出血は100〜200ml程度です。多くは翌日より離床し、腰椎コルセットを3~6か月程度装着していただきます。 入院期間の目安は10日~2週間です。
最新の低侵襲腰椎固定術MIStとXLIFについて

 
 

低侵襲手術による無輸血手術

当院では低侵襲手術をこころがけており、出血量が少ないため、ほとんどの患者様は無輸血で手術が行われます。 無輸血で手術を行うことにより輸血後の感染リスクを回避することができます。